『逆水寒』は、武侠の世界をリアルに再現したオープンワールドMMORPGです。プレイヤーは宋代の江湖に生きる武人として、流派を極めながら数々の任務や迷城(ダンジョン)に挑みます。

戦闘の操作性は直感的で、コンボや回避を駆使したアクション性の高いバトルが特徴です。また、荘園経営や交易などの生活要素も充実しており、自由に生きる武侠としての人生を楽しむことができます。

この記事では全流派の特徴と立ち回り、そして初心者におすすめの職業を紹介します。

『逆水寒』の職業(流派)システムとは

まずは、流派がどのような仕組みで、ゲーム内でどんな役割を持つのかを理解しておきましょう。

流派とはキャラクターの戦闘スタイル

『逆水寒』における「流派」は、他のMMORPGでいう“職業”にあたります。流派によって使用武器・スキル体系・立ち回りが完全に異なり、チーム戦での役割も変わります。

ゲーム開始時に選んだ流派が基本の戦闘スタイルを決定し、戦闘の中で獲得する武功スキルを強化・組み替えることで、自分なりのビルドを構築できます。流派は固定制ではなく、今後のアップデートでサブ流派や派生型が追加される予定とも言われています。

役割の種類とバランス

現時点で確認されている流派は、タンク(防御型)、近接アタッカー(物理型)、遠距離アタッカー(術法型)、ヒーラー(支援型)、召喚・コントロール型、暗殺・高機動型の6種に分類されます。どの職も強力ですが、戦闘スタイルの違いにより難易度や操作感が大きく異なります。

全流派の特徴とプレイスタイル

ここからは、現在確認されている6つの主要流派について、それぞれの特徴・得意分野・操作難易度を順に紹介します。

鉄衣(てつい)|圧倒的な防御力を誇る盾役

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鉄衣は、前線で仲間を守るタンクタイプの流派です。分厚い鎧と盾を装備し、敵の攻撃を引き受けるスキルを多く持ちます。耐久力が高く、PvE(協力戦)での安定性に優れています。

敵のヘイト(敵視)を集め、味方を守る立ち回りが求められるため、パーティでは欠かせない存在です。攻撃よりも防御と制御が重視され、スキル回しがシンプルなため、初心者にも扱いやすい流派とされています。

血河(けっか)|高火力の近接戦士

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血河は、巨大な槍を振るう近接アタッカー型の流派です。攻撃範囲が広く、連続突進や範囲攻撃などの豪快なスキルを駆使して戦います。火力が非常に高く、PvE・PvP問わず安定したダメージソースになります。

ただし、防御性能は鉄衣より劣るため、立ち回りや回避の判断が求められます。攻撃のテンポが早く、爽快感のある戦闘を楽しみたいプレイヤーにおすすめです。

神相(しんそう)|法術と音で戦う遠距離アタッカー

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神相は、法術と音楽を武器に戦う遠距離職です。弦楽器を媒介にしたスキル攻撃を放ち、詠唱とタイミング管理が重要な流派として知られています。

高威力の魔法攻撃と範囲制御に優れており、集団戦で真価を発揮します。距離を取って戦うため安全性は高いものの、詠唱の隙を狙われると一気に不利になることも。位置取りやリズム感が求められる、中級者向けの職業です。

素問(そもん)|仲間を支える癒しの使い手

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素問は、チームを支える回復・サポート特化の流派です。範囲回復、持続回復、状態異常解除などを得意とし、長期戦での安定性を支えます。

攻撃スキルも少なからず備えていますが、真価は味方を守る立ち回りにあります。ソロではやや火力不足を感じる場面もありますが、マルチプレイでは最重要ポジションといえるでしょう。穏やかなプレイスタイルを好む人やサポート志向のプレイヤーに最適です。

九霊(きゅうれい)|召喚と呪術で戦うコントロール型

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九霊は、召喚獣を操って戦う遠距離職で、独自の「霊召喚」システムを持ちます。戦闘中に霊体を呼び出して攻撃・防御・妨害を行い、状況をコントロールする戦略的な戦い方が特徴です。

自身の火力は控えめですが、召喚獣の性能と組み合わせ次第で多彩な立ち回りが可能。操作難易度はやや高く、戦闘の流れを読んで行動できる上級者に人気があります。

碎夢(さいむ)|影のように動く暗殺者

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碎夢は、高い機動力と瞬間火力を誇る暗殺タイプの流派です。隠密状態から一撃必殺を狙う攻撃が得意で、PvP(対人戦)では非常に強力な存在です。

一方で防御力が低く、スキルのタイミングを誤るとすぐに反撃を受けるリスクもあります。瞬発的な判断力が求められるため、アクション要素を重視するプレイヤー向けの流派です。

初心者におすすめの職業ランキング

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どの流派も魅力的ですが、操作のしやすさや安定性を重視するなら、初心者向けの職業から始めるのが安心です。

第1位 鉄衣(てつい)

鉄衣は、敵の攻撃を一身に受ける“盾役”として設計された流派です。防御力・耐久力・制御能力が非常に高く、ミスをしても即座に倒される心配が少ないため、MMORPG初心者に最適です。

攻撃を引きつけるスキル(いわゆるヘイトコントロール)やダメージ軽減技が多く確認されており、パーティでは常に需要がある安定職として人気でした。戦闘テンポはやや遅いですが、操作自体は直感的で、攻防の基本を学ぶには最も適した職業といえます。

また、PvE(協力プレイ)だけでなく、対人戦(PvP)でも生存力が高く、長期戦を得意とする点も評価されています。派手さは控えめですが、「常に仲間を守る」という役割が明確で、ゲームの基礎理解にもつながります。

第2位 血河(けっか)

血河は、巨大な槍を操る近接アタッカーで、「攻撃の手応え」と「爽快感」を両立しています。防御性能は鉄衣ほどではないものの、自己回復スキルや範囲攻撃を備えており、ソロプレイでも安定した火力を出せます。

攻撃モーションが豪快でテンポも速く、アクション性を重視するプレイヤーから人気が高い流派です。スキルの連携によっては高いコンボ火力を発揮し、敵集団を一掃することも可能です。序盤から強さを実感しやすい職業であり、戦闘に没入したい人に特におすすめです。

血河はPvE・PvPの両方に対応できる“万能型”という位置づけで、難易度は中程度です。先行プレイヤーの間でも「攻撃職の中では扱いやすい」「最初に選ぶと戦闘が楽しくなる」という声が多く見られています。

第3位 素問(そもん)

素問は、味方を癒やすことを主軸とする支援型の流派です。範囲回復、継続回復、状態異常の解除、さらには蘇生能力も備え、チーム戦で欠かせない存在です。火力こそ控えめですが、チーム全体を生かすという明確な目的を持つため、役割を理解しやすいのが特徴です。

ソロプレイ時には時間がかかることもありますが、生存率は高く、戦闘中も落ち着いて立ち回れる点が初心者向きです。特に「攻撃するよりも仲間を助けたい」「サポートに回りたい」というプレイヤーに向いています。

また、回復スキルを活かしたプレイは他流派にはない独自の達成感があり、「素問がいないパーティは不安」と言われるほど、集団戦での需要が高いです。チーム志向のプレイヤーにはうってつけの職業です。

その他の流派は慣れてきたら

九霊や神相、碎夢といった流派も強力ですが、立ち回りやスキル管理の難易度が高いため、ある程度ゲームに慣れてから挑戦するのがおすすめです。特に九霊の召喚制御や碎夢の瞬間火力は、慣れると非常に強力ですが、操作を誤ると一気に崩れるリスクもあります。

最初の1キャラ目は「鉄衣」または「血河」で基礎を学び、慣れてきたら他の流派を試すという流れが、多くのプレイヤーから支持されています。

今後の追加職業・流派拡張について

『逆水寒』は、リリース時点で6つの流派が確認されていますが、開発元の情報や海外版の実装状況から、今後さらなる流派拡張や派生システムが導入される可能性が高いと考えられます。

副流派・転職システムの実装が示唆されている

中国本土版・国際版の『逆水寒』では、キャラクターが一定条件を満たすことで別の流派スキルを学べる「副流派(サブクラス)」機能が段階的に実装されています。これにより、一人のキャラクターが複数の流派を切り替えて戦うことが可能になります。

例えば、鉄衣が一時的に神相の法術スキルを使う、血河がサポート役に転じる、といった柔軟な戦闘スタイルが可能になる見込みです。日本版での実装時期はまだ公表されていませんが、開発側が同様の拡張を予定していると明言しており、将来的には自由な“ビルド切り替え型”MMORPGへと進化していく可能性があります。

新たな流派追加の動き

また、海外版では定期的に新流派の情報が発表されています。たとえば「遠距離弓術を主軸とする射手系」「拳法を駆使する武僧系」「幻術や幻影を操る幻師系」といった職業構想がメディアインタビューで示唆されています。

これらの新流派は、既存6職のバランスを保ちつつも、新しい役割を追加することを目的としており、プレイヤーがより多様な戦闘体験を得られるよう設計されています。特に「弓職」は実装を望む声が多く、長距離狙撃や罠設置などの要素が検討されていると報じられています。

生活職・身分との連携強化も想定

『逆水寒』の特徴である“戦闘と生活の両立”をより拡張する形で、今後は職業と生活コンテンツが密接に結びつく可能性もあります。たとえば、薬師や商人などの身分スキルが、流派の戦闘能力に影響する仕組みが導入されるといった構想です。

開発チームはインタビューで「戦わないプレイヤーにも報酬と達成感を与える設計を進めている」と語っており、今後は“非戦闘型の職業体系”が整備される見込みもあります。これは他MMORPGにはない、『逆水寒』独自の進化方向といえるでしょう。

アップデートサイクルと展望

海外版の更新サイクルを見る限り、『逆水寒』はおおむね3〜6か月単位で新コンテンツを導入しており、その中に流派関連の拡張も含まれています。日本版も同等ペースでアップデートが行われる見通しであり、2026年以降には新職業の追加が期待されています。

流派追加だけでなく、既存流派のスキルリワークや見た目変更も順次行われているため、今後も継続的にプレイスタイルの幅が広がっていくでしょう。

現在の6職でも十分に奥深い構成が実現していますが、今後の拡張によって“江湖の生き方”はさらに多様化していくと予想されます。

BlueStacksを使ってPCでプレイしよう

『逆水寒』は、BlueStacksを使えばPCでより臨場感あふれるプレイが可能です。アプリプレイヤーとして設計されたBlueStacksは、スマートフォン版と同一データでログインでき、操作も直感的です。

マウスによるカメラ操作やキーボードでのスキル発動が快適で、アクション性の高い戦闘をより正確に楽しめます。PCの高解像度ディスプレイで見る武侠世界は圧倒的に美しく、細部の演出までくっきり再現されます。通信の安定性も高く、長時間のプレイでも動作が軽快です。BlueStacksを使えば、『逆水寒』の世界をストレスなく堪能できます。