『Pokémon TCG Pocket』は、世界中で親しまれているポケモンカードをデジタルならではの美しい演出で手軽にコレクションできるスマートフォン向けアプリです。毎日無料で2パック開封できるシステムが特徴で、過去の懐かしいイラストから本作オリジナルの「イマーシブカード」まで幅広いカード収集を楽しめます。バトル面ではデッキ枚数が20枚に短縮されエネルギーが自動供給されるなどスマホでの隙間時間に最適化されたスピード感のある新ルールが採用されています。

この記事では「紅蓮ブレイズ」当たりカードを紹介します。

「紅蓮ブレイズ」当たりカードランキング

希少性と対戦環境での強さを踏まえた総合ランキングです。

どのカードが一番「買い」か？

もし「勝てるデッキ」を最短で作りたいのであれば、メガリザードンY exを軸にした炎デッキを目指すのが一番の近道です。

一方で、そうじゅくエキスやセレナのようなカードは、今後新しいパックが出ても長く使われる「基盤」になるカードなので、これらを持っておくとデッキ構築の幅がぐっと広がります。

メガカメックス ex がランキングから漏れた理由

追加効果の発動条件が重い

メガカメックス ex の最大の特徴は、3エネで130ダメージを与えつつ、さらに水エネルギーが合計6個付いていればベンチ2匹にも50ダメージずつ与えるという「盤面破壊能力」にあります。 しかし、「6エネ」という条件は非常に重く、カスミの運に依存するか、長期戦に持ち込む必要があります。

ライバルの存在

同じ水タイプには、少ないエネルギーで高火力を出すスターミーexや、耐久と回復に優れたフリーザーexなど、メガ進化させずとも完成された強カードが既に存在します。それらを押しのけてメガシンカを採用するメリットが、リザードン（250ダメという唯一無二の個性）ほど明確に見えにくいのが現状です。

メガカメックス ex のここが強い！

• HP 230 の高耐久： ほとんどの攻撃を1発耐えることができ、メガ進化前のカメックスexから引き継いだ耐久力は驚異的です。
• ベンチ狙撃の圧力： 条件を満たした際の「合計230ダメージ（130+50+50）」という総ダメージ量はパック内でも随一。削れた相手をベンチに逃がしても、逃げた先でトドメを刺せます。
• 「ジェリセント」とのコンボ： 紅蓮ブレイズに収録されたジェリセント（ダメージを受けるとベンチにエネ加速）と組み合わせることで、メガカメックスに一気にエネルギーを供給する「ターボ型」の構築が可能になりました。

各カードの解説

「紅蓮ブレイズ」の注目カードについて、現在の対戦環境での役割や具体的なコンボを含めて、より深掘りして解説します。

特にこのパックは「進化の安定感」と「圧倒的な最大打点」がテーマになっており、これまでの戦い方を大きく変えるカードが揃っています。

メガリザードンY ex

【評価：環境最強のアタッカー】 このカードの最大の特徴は、ワザ「グレンダイブ」の250ダメージという数値です。

• 全ポケモンをワンパン可能： 現在実装されている全てのexポケモンのHPを上回る火力を持っており、一度攻撃が通れば確実にサイドを奪えます。
• メガシンカの壁： 進化前の「リザードンex」からさらにHPが上がり、耐久力も一級品です。自傷ダメージ（50点）がありますが、それを差し引いても一撃で倒されることは稀です。
• 運用方法： 4エネルギーが必要なため、「エンテイex」の特性や、サポート「カキ」での加速が必須です。序盤は他のポケモンで時間を稼ぎ、中盤以降に「メガリザードンY」を着地させて全抜きする動きが非常に強力です。

そうじゅくエキス（グッズ）

【評価：進化デッキの救世主】 自分の場の草ポケモンを、山札から直接進化させるという、これまでの常識を覆す効果を持つグッズです。

• ふしぎなアメとの圧倒的な差： 「ふしぎなアメ」は手札に進化先が必要ですが、こちらは山札から直接呼び出せます。手札事故を劇的に減らし、2進化ポケモンの着地速度を1〜2ターン早めることが可能です。
• タイプを超えた汎用性： 「草ポケモンから進化する」条件さえ満たせば、進化先が別タイプでも使用可能です。現状はメガフシギバナexやキマワリなどの草軸が中心ですが、今後の拡張性も非常に高いです。
• 運用方法： 進化前のたねポケモンを並べた直後に使用し、相手が育つ前に一気に盤面を完成させます。対戦環境で進化デッキを使うなら、複数枚の確保が必須となるカードです。

メガミミロップ ex

【評価：雷環境への最強カウンター】 高い打点と、相手の計算を狂わせる「状態異常」を武器にする格闘タイプのエースです。

• 「こんらん」によるハメ性能： ワザの追加効果で相手をこんらんにします。相手は攻撃するたびに50%の確率で失敗し、自傷ダメージを受けるため、数値以上の耐久性能を発揮します。
• 雷タイプへの圧倒的有利： 現在流行しているピカチュウexやジバコイルに対して弱点を突けるため、環境メタとして非常に優秀です。
• 運用方法： 進化前のミミロップが持つ機動力を活かしつつ、中盤にメガシンカして相手のエースを足止めしながら倒し切る、テクニカルな立ち回りが求められます。

シトロン（サポート）

【評価：雷進化デッキを支える最強のサーチ役】 山札から雷ポケモンを2枚まで手札に加えるという、シンプルながらも強力なサーチサポートです。

• 進化ラインの即時完成： 「レアコイル」と「ジバコイル」を同時に持ってくるなど、進化パーツを一気に揃えることができます。これにより、雷デッキの安定感は他タイプを圧倒しています。
• 手札コストとしての活用： 持ってきたカードをそのまま使うだけでなく、手札を捨てる効果を持つカードのコストに充てるなど、リソース管理にも貢献します。
• 運用方法： 序盤は進化パーツの収集に、終盤は山札を圧縮して必要なドローを引きやすくするために使います。雷デッキを組む上での「最適解」と言えるサポートです。

ジバコイル

【評価：非exの枠を超えたコスパ最強アタッカー】 レアコイルの特性によるエネルギー加速と組み合わせることで、真価を発揮する非exポケモンです。

• サイドレースの有利： HPが150と非exとしては極めて高く、相手に「倒すのが面倒だが放置もできない」という二択を迫られます。自身が倒されてもサイドは1枚、相手のexを倒せば2枚という有利な交換を強要できます。
• 驚異のエネルギー効率： 特性でエネルギーを踏み倒しながら高打点を連発できるため、一度盤面が完成すれば止めるのは至難の業です。
• 運用方法： オドリドリで火力を補佐しつつ、シトロンで安定して盤面を維持。ex主体デッキに対して「物量」で押し切る戦略が非常に強力です。

メガフシギバナ ex

【評価：不沈の要塞・コントロールの王】 「攻撃を耐えて、相手を動かさずに倒す」という持久戦に特化した、草タイプの最高峰です。

• 「ねむり」とHPの相乗効果： ワザで相手をねむり状態にし、一方的に攻撃を封じる展開を作れます。高いHPにより一撃で倒されることが少ないため、ねむりの試行回数を稼げるのが強みです。
• エリカとの鉄壁コンボ： ダメージを受けても「エリカ」で回復し、再びねむりを押し付ける動きが非常に強力で、相手のリソースを枯渇させる戦い方が得意です。
• 運用方法： そうじゅくエキスで早期着地させ、序盤から相手にプレッシャーを与えます。長期戦に持ち込むほど勝率が上がる、コントロール好きにはたまらない1枚です。

セレナ（サポート）

【評価：メガシンカ時代の必須パーツ】 山札から「メガシンカポケモン」を1枚確定でサーチし、さらに手札を整えることができる汎用サポートです。

• 進化の確実性： メガシンカデッキ最大の懸念点である「進化先を引けない」という事態を1枚で解決します。これにより、どんなメガシンカデッキも実戦級の安定度を得ることができます。
• 手札のリフレッシュ： 特定のカードをサーチしつつ不要な札を処理できるため、デッキの回転速度を上げる役割も兼ねています。
• 運用方法： 進化前のexが場に出た次のターンに即座に使用し、確実にメガシンカを成功させます。あらゆるメガシンカデッキの「潤滑油」として、最低2枚は確保しておきたい当たりカードです。

最強デッキレシピ：メガリザードンY ex

現環境で最も高い勝率を誇る、圧倒的パワーの「メガリザードンY」軸です。エンテイexを壁兼エネ加速役として使い、メガリザードンの準備を整えます。

デッキレシピ

立ち回り

• 序盤はエンテイexをバトル場に出し、特性でベンチのヒトカゲにエネルギーを溜めます。
• セレナを使い、確実にリザード→リザードン→メガリザードンYへと進化させます。
• メガリザードンYが完成したら、ワザ「グレンダイブ」で相手のexをワンパンしてサイドを2枚抜きし、一気に勝負を決めます。

対策カード・デッキ

メガリザードンYは強力ですが、「進化の遅さ」と「水弱点」という明確な弱点があります。

対策カード（ピンポイントメタ）

• カスミ（サポート） & フリーザーex
  
• メガリザードンが進化する前に、カスミによるエネ加速で「ふぶき」を連打し、進化前のヒトカゲやリザードを狩り取る速攻戦略が最も有効です。
• スイクンex
  
• 水タイプかつ、相手のエネルギー数に依存するようなワザを持つため、エネを多く貼るリザードンに対して有利に立ち回れます。
• アカギ（サポート）
  
• 相手のベンチポケモンを山札に戻させることで、育てていた進化ラインを崩壊させることができます。

対策デッキ：水タイプ速攻デッキ

メガリザードン側が準備を整える（4エネ貯める）前に勝負を終わらせるのが定石です。

• スターミーex デッキ： 2エネで90ダメージ（弱点込み180ダメージ）を叩き出せるため、進化前のリザードンex（HP180の場合）までなら一撃で倒せます。

もう一つの環境上位：ジバコイルデッキ

メガリザードンが「一撃の重さ」なら、こちらは「リソースの暴力」です。

• 特徴： シトロンで雷ポケモンをサーチし、レアコイルの特性でエネ加速。非exのジバコイルがサイド1枚しか取られない強みを活かし、exポケモンと相打ち以上に持ち込みます。
• 対策： ジバコイルはベンチが揃うと手が付けられないため、「マーズ」によるハンデス（手札破壊）や、ベンチ狙撃ができるポケモン（ゲッコウガなど）でシステムポケモンを先に倒すのが効果的です。

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