ここ数年、xCloud、Stadia、Lunaなど、注目を集めているクラウドゲーミングプラットフォームが数多く登場しており、今後のゲーム市場は、クラウドから直接ゲームをストリーミングプレイすることの重要性が増すと考えられます。これらのプラットフォームのサービスの質や提供しているゲームの種類はそれぞれ異なりますが、BlueStacks Xは、お使いのデバイスに関係なく、お気に入りのモバイルゲームを楽しむための特別な場所として、独自のニッチを占めることを目指しています。

BlueStacks Xが他のクラウドゲーミングプラットフォーム(Luna、Stadia、xCloud)と異なる4つのポイント

BlueStacks Xは、大規模なモバイルゲームライブラリを備えた無料のクラウドゲーミングプラットフォームで、誰もがクラウド上であらゆる種類のデバイスを用いて何の制限もなく瞬時にゲームをストリーミングプレイすることができます。しかし、BlueStacks Xは既存のサービスと比べて具体的にどういった点が異なるのでしょうか?この記事ではこの疑問に迫っていきます。

ゲームの豊富さ

コンソール、PC、クラウドなど、どのプラットフォームで遊ぶにしても、あらゆる嗜好に対応できるだけのゲームが揃っていることは極めて重要です。また、クラウドゲーミングといっても、Luna、xCloud、Stadiaでは利用できるゲームの種類が大きく異なります。

BlueStacks Xが他のクラウドゲーミングプラットフォーム(Luna、Stadia、xCloud)と異なる4つのポイント

Stadiaは発売以来、業績が若干伸び悩んでいましたが、プラットフォームが登場してから130本以上のゲームをリリースし、Googleは2021年に100本以上のゲームを追加すると発表しました。一方、xCloudでは、現在100種類以上のゲームが用意されており、サブスクリプションが有効になっている限り、ユーザーはそれらを自由にプレイすることができます。最後に、Lunaはユーザーのサブスクリプションに応じて様々な数のゲームを提供しています。

モバイルゲームの特徴といえば、何といっても、数え切れないほど多くのゲームが存在していることでしょう。この業界では、毎月何百本ものゲームがリリースされています。そのほとんどが既存のゲームの派生的なものとなっていますが、その中でも突出して優れた面白いゲームプレイやストーリー展開を持ったものも数多く存在します。

BlueStacks Xが他のクラウドゲーミングプラットフォーム(Luna、Stadia、xCloud)と異なる4つのポイント

BlueStacks Xは発売時点で200以上のゲームを収録しており、その中には『Looney Tunes™ ワールド・オブ・メイヘム – アクションRPG』、『RAID: Shadow Legends』、『MU ORIGIN2』、『ロードモバイル: 戦争キングダム』をはじめとする数多くの人気タイトルが収録されています。また、BlueStacks Xを利用するゲーム開発者やパブリッシャーが今後増えていくに従って、ゲームライブラリもさらに充実していきます。

あらゆるデバイスでプレイ可能

StadiaとxCloudでは、選択しているサブスクリプションのタイプに応じて、利用できるデバイスが異なりますが、BlueStacks Xでは、デバイスの互換性に関しては制約は一切ありません。BlueStacks Xでは、インターネットブラウザに対応していれば、あらゆるデバイスでゲームをプレイすることができます。

つまり、Windows、Linux、Macでも、AndroidやAppleのタブレットでも、メーカーやOSを問わずあらゆる種類のデバイスで、BlueStacks Xを起動することができるのです。

BlueStacks Xが他のクラウドゲーミングプラットフォーム(Luna、Stadia、xCloud)と異なる4つのポイント

さらに、Googleアカウントをゲームに連携させておけば、すべてのデバイスでゲームの進行状況を同期させることができます。外出先ではスマホでゲームをして、帰宅後はタブレットやPCで続きをプレイしたいという場合でも、1つのアカウントで中断した箇所からゲームを再開することができます。

登録やサブスクリプションの支払いが不要

ほとんどのクラウドゲーミングプラットフォームに共通しているのは、サービスを利用するための様々な支払いプランが用意されていることであり、それによって利用できる機能も変わってきます。これらの支払いプランの中には、ユーザーが利用できるゲームの数に影響を与えるものもあります。Stadiaのようなプラットフォームでは、実際にゲームをプレイする前に正規の価格で購入する必要があり、Stadia Proのサブスクリプション料金を継続して支払う限り、ユーザーは月に限られた数の無料ゲームをプレイすることができます。

この点に関してはAmazonのLunaも同様で、選択する支払いプランによって、同時にプレイできるデバイスの数や、アクセスできるゲームの数が異なります。このプラットフォームのユーザーは、実際にゲームを購入する必要はありませんが、アクセスできるゲームは、Amazonが決定したものに限られます。

BlueStacks Xが他のクラウドゲーミングプラットフォーム(Luna、Stadia、xCloud)と異なる4つのポイント

一方、xCloudはよりシンプルですが、他のものと同様に制限があります。このプラットフォームを利用するには、「Xbox Ultimate Game Pass」の利用料がかかりますが、一度利用料を支払えば、対応するすべてのプラットフォームで、提供されているすべてのゲームに自由にアクセスすることができます。

一方、BlueStacks Xは完全に無料となっており、現在ライブラリに登録されている200以上のゲームに自由にアクセスすることができます。またサブスクリプション料金を含む、サービス利用料は一切かかりません。BlueStacks Xでは、公式ウェブサイトにアクセスして、プレイしたいゲームを選択するだけで瞬時に起動することができます。このプロセスに必要なのは3~4回のクリックと15秒ほどの時間だけです。その後は、あらゆるデバイスでお気に入りのゲームを自由に楽しむことができます。

ストリーミングのクオリティ

Stadiaでは、通常のプレイでは1080p、60FPSの画質を提供していますが、スマホでのプレイでは、モバイルネットワークの負荷を軽減するために720pの画質になります。ただし、十分な回線速度(35Mbps以上)があれば、「Stadia Pro」に加入して4Kストリーミングを利用することができます。同様に、xCloudもPCでは1080p、60FPSの画質を提供していますが、スマホでの画質は720pに固定されています。最後に、Lunaでは、すべてのサブスクリプションパッケージにおいて、1080p、60FPSでのゲームプレイを提供しています。

BlueStacks Xが他のクラウドゲーミングプラットフォーム(Luna、Stadia、xCloud)と異なる4つのポイント

一方、BlueStacks Xでは、ゲームによって解像度が異なりますが、すべてのゲームにおいて60FPSを提供しています。これは、すべてのモバイルゲームがHD設定を備えているわけではなく、スマホでプレイする際の発熱やバッテリーの消費を防ぐために低解像度で動作するものが多いためです。とはいえ、BlueStacks Xに対応しているゲームでは、可能な限り高い解像度が実行され、60FPSの滑らかなゲームプレイが保証されています。